当院の虫歯治療

3種類の表面麻酔をご用意しています。

歯ぐきに塗るタイプの表面麻酔に加え、針を使わず歯ぐきに麻酔薬を噴射する「キシロカインスプレー」、マイクロニードル技術を利用した貼る注射「アネスパッチ」を使用。

歯ぐきにあらかじめ麻酔がかかるため、注射を打った際の痛みを軽減できます。

表面麻酔をしっかり行うと、その後に注射器で注入する麻酔薬の量を減らせます。麻酔薬の量を少なくし、患者さまのお体へのご負担を抑えられる点がメリットです。

注射針は、細ければ細いほど針が入る際の痛みを抑えられます。そのため当院では細い注射針を採用しています。

さらに、麻酔液は電動の注射器を使用して少しずつ丁寧に注入。電動式注射器で麻酔液の注入速度を一定に保てると、痛みを感じにくくなるからです。

併せて、麻酔液の温度にも配慮。麻酔液と体温に温度差があると刺激や痛みを感じやすくなるため、麻酔液を体温と同じくらいまで温めて用いています。

注射の後は時間を置き、麻酔が十分に効いてから治療を始めています。

歯を削った後は、穴になった箇所に銀歯などのつめものをお入れします。ただ、銀歯をつめるには、健康な歯を大幅に削らなければならない場合があります。

当院は、虫歯の大きさに応じて歯科用のプラスチック「コンポジットレジン」で修復。この方法なら、金属のつめものを入れる治療に比べ、歯を削る量が少なく済みます（※）。

白い素材ですのでお口の中で目立たず、さらに金属アレルギーの心配もありません。

※虫歯の範囲が大きい場合は、金属のつめもの・被せ物をお入れすることもあります。

根管（歯の神経が入っている管）内部の病巣を取り除く際は、ファイルと呼ばれる道具を使用します。一般的にはステンレス製のファイルを用いますが、私たちはニッケルチタン製のファイルを用いています。

根管の形状には個人差があり、複雑な形状をしているケースも少なくありません。ステンレス製のファイルは硬く、曲がった根管内部ではうまく機能しない場合があります。

その点、ニッケルチタンファイルはステンレスファイルに比べて高価ではあるものの柔軟性があり、複雑な形の根管でも繊細な処置が可能です。

患者さまの安全を第一に考え、当院は治療にさまざまな工夫を取り入れています。その一例として、「ラバーダム防湿」を実施しています。

処置する歯以外をゴムのシートでカバーすることで、細菌感染を防止。加えて、器具がお口の内側や舌を傷つけるリスクも防ぎます。

また、歯の削りカス・薬液・治療器具などを誤って飲み込んでしまう事故の防止にも役立っているのです。

ラバーダム防湿が難しいケースでは、唾液と呼気を吸引して乾燥状態を維持できる器具「ZOO」を活用しています。

このように徹底した衛生管理を行った上で、より安全な治療をご提供しています。