当院の小児歯科

麻酔注射の針が入る際の痛みを抑えるため、注射の前に歯ぐきに施す表面麻酔を使用します。当院はこの表面麻酔を3種類ご用意しています。

1つ目は歯ぐきに塗るタイプの表面麻酔で、2つ目は針を使わない「キシロカインスプレー」です。スプレー状の麻酔液を歯ぐきに噴射します。3つ目は、マイクロニードル技術を利用した、貼る注射「アネスパッチ」です。

これらのうち、患者さまに合った表面麻酔を選択。歯ぐきにあらかじめ麻酔をかけてから注射を打ちますので、注射そのものの痛みを軽減できます。

注射針は、細ければ細いほど針が入る際の痛みを少なくできますから、私たちは細い注射針を採用しています。

また、麻酔液の注入は少しずつ時間をかけて行います。少量ずつゆっくり注入していくと、お体への刺激が減って、痛みを感じにくくできるのです。

麻酔液の注入時に電動の注射器を使うことで、麻酔薬の注入速度を一定に保ち、さらなる痛みの軽減を目指しています。

麻酔液の温度にも気を配っています。麻酔液と体温の間に温度差があると、刺激や痛みを感じやすくなるため、麻酔液を体温と同じくらいまで温めてから使用。処置を進める際は、お子さまにリラックスしてもらえるよう、こまめなお声がけを心がけています。

このように、さまざまな工夫によって痛みの少ない治療をご提供しています。痛みが苦手なお子さまにも安心してもらえる歯科医院を目指しておりますので、是非、親子そろってご来院ください。

お子さまが歯科治療を受け入れられるように、治療の練習から始めます。

治療器具を見たり触ったりしてもらい、それらを使って何をするのかきちんとご説明し、お子さま自身の納得を得てから治療をスタート。

お子さまが治療を受け入れる気持ちになれるまで何回も通院してもらい、トレーニングを続けます。

ただし緊急性が高い場合は、保護者の方の了承を得て、保護者の方にお子さまを押さえてもらいながら治療を行う場合もございます。

診療スペースは保護者の方の付き添いが可能なため、治療を頑張るお子さまを近くで見守れます。

保護者の方が近くにいますから、お子さま自身も落ち着いて治療を受けやすい環境です。

お子さまのお口やお体の大きさに合わせ、小児専用の治療器具を使用しています。負担の少ない、より安全な治療を心がけています。

治療の後にはご褒美を用意しています。お子さまに「頑張って良かった」と感じてもらえれば、歯医者に通うのが楽しくなる可能性もあるからです。

この取り組みで、次回以降の通院がスムーズになればと願っております。

上記のように、お子さまが治療を受けやすくなるさまざまな工夫を採用。お子さまに嫌がられず、一層通院しやすい環境を、今後も追求してまいります。

お子さま本人と保護者の方に、自宅で行う歯磨きの方法についてアドバイスしています。

まずは「染め出し液」で汚れを染色。染め出し液を使うと、歯と同じような色で見えにくいプラーク（歯垢）が赤く染まるため、どこに歯ブラシが当たっていないのか確認しやすくなります。

また、患者さまには普段お使いの歯ブラシをご持参いただいています。お口のプロである歯科衛生士がその歯ブラシを見て、磨きグセや取替えのタイミング、歯磨き中の力の入り具合など、さまざまなことを読み解けるからです。

お口の健康を意識した食事や、おやつのとり方に関し、アドバイスを行っています。

PMTC（プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング）と呼ばれるお口のクリーニングを行っています。

予防歯科のプロである歯科衛生士が、普段の歯磨きでは落としきれない汚れをキレイに取り除きます。